以下の式
は、Woodburyの公式と呼ばれます。左辺の計算より、右辺の計算が楽な場合において用いられるようです。
以下、導出を確認しました。
まず、を考えます。
です。次にを考えます。
ですから、式(6)、(7)より
です。
ここからが本題で、を変形していきます。
で、逆行列の定理の式(1)より、
です。ここで式(5)を使えば、
となります。これを展開すれば
です。ここで式(9)の関係を2回繰り返し使って、
となります。ここで式(15)のについて変形していくと、
となります。途中で逆行列の定理の式(1)を使っています。そして式(19)と式(15)より、
となります。